こんにちは。ふくちです。
本日は
「デザインがダサい」「もっとおしゃれにしたい」という悩みを「配色」の観点から改善できる書籍
「配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本」(著者:桜井 輝子)
をレビューします。

デザインがなんかダサいんだよね。どうしたらオシャレになるのかな。

配色がわかれば一気に垢抜けるよ!
この配色のアイデアを「パターン化」して教えてくれるのが、本日紹介する「配色アイデア手帖」という書籍です。
配色アイデア手帖はこんなシーンで役に立ちます!
- デザイン初心者〜中級者の方の資料用
- ブロガーのアイキャッチ作成に!
- インスタグラムやピンタレストの画像作成に
- ネットショップを開いている方のサムネイル作成に
- 仕事で資料作成をする時
- 服のコーディネートに

以前はわたしも、なんとなくのイメージでブログ画像の配色を決めたり、Web素材の作成をしたりしていましたが、この本に沿ってやるだけで見栄えするデザインができるようになりました!
色を使うあらゆるシーンで活かせる本。
そして難しい理論を知らなくても配色が楽しめる本です。
購入から3ヶ月が経ちましたが、ブログのアイキャッチを作る際やイラストを制作する際に欠かせないものの1つとなっています。
デザインにおける配色とは

まず配色について簡単に。
配色がうまくいくと見た目のオシャレ度がアップするだけではなく、伝えたいイメージを相手に伝える手助けをしてくれます。

1つ例をあげてみますね!
以下のAとBは全く同じイラストですが、配色アイデア手帖の配色パターンを使って色のみ変えています。※イラスト自体はAdobeStockでダウンロードしたもの
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本の通りに色をつけただけですが、色味に統一感がありますね✨

ところで、A、Bそれぞれの絵にどんな印象を持ちますか?

Aは柔らかくてかわいらしい印象
Bは渋めだけどモダンでかっこいい印象
と感じる方が多いのではないでしょうか?
例えば赤で言えば「お湯・信号の止まれ」など、人は色から機能的なイメージを読み取ったり、「情熱の赤」「危険の赤」など色に対して印象を抱いたりします。
届けたいメッセージを正しく色でも表現すれば、スムースに情報を伝え、その先のターゲットにも届きやすくなります。
そのためには適当な配色はNG!
きちんと伝えたいイメージにそった配色を利用する必要があります。
配色の重要性を再度理解していただいたところで、配色アイデア手帖の具体的内容をお伝えしていきます!
配色アイデア手帖の概要

配色アイデア手帖は、「めくって見つける」というフレーズの通り、パラパラとページをめくって楽しみながらデザインに合った配色を探せる本です。
配色に関する難しい理論はほとんどなく、イメージやシーンに合わせたカラーと、その組み合わせ方やデザイン例が記載されています。


公式ページで試し読みができるからぜひみてね!
\配色アイデア手帖の公式情報を見る/
配色アイデア手帖のここが良い!

配色アイデア手帖を利用してみて特に良いと感じたのは以下の3点です。
「配色アイデア手帖」はとにかくビジュアルが充実しており、配色に関する理論やテクニックに関して記述されたページはたった見開き2ページ分だけです。(途中コラムとして挟まっている程度)
難しいルールは勉強したくないけど、おしゃれで伝えたいイメージに合った配色が知りたい!
そんなずぼらなわたしにぴったりの本でした。

よかった点についてそれぞれ詳しく説明していきますね。
直感的に配色がわかる!
ビジュアルが充実した本なので、ページをめくりながら「この色合いがかわいいな」「こんなイメージにしたいな」などと直感的に選ぶことができます。
例えば、「桜並木の散歩道」をテーマにした配色だとこんな感じです。


2〜3色を組み合わせた配色例もあるので気に入ったものを選ぶだけでOK!
配色例の右側には該当の色を使用したデザインやイラストの例も載っています。
(テーマ:お菓子の家の作品例)

小難しい理論を覚える必要なく、好きな色の組み合わせを見つけることができます。
カラーコードの記載があるので、デザインソフトやイラストソフトなどのカラー選択時に該当のコードを打ち込めばOKです!
テーマやイメージから配色が選べる
配色アイデア手帖には127つのテーマに合わせた配色見本が載っています。
例としては、カジュアル、ロマンティック、ゴージャスなどの大分類があり、その中にさらに具体的なテーマの配色見本があります。
ここで先ほどのイラストをもう一度見てみます。
このA、Bのイラストはそれぞれあるテーマの配色レシピに従って色を決めています。

Aは大分類がロマンチック、テーマが「ベビーグッズ」です。
柔らかくピュアなイメージのパステルカラーの配色です。
Bは大分類が歴史と流行色・絵画の色、テーマが「凱風快晴」です。
いわゆる江戸時代の浮世絵、富嶽三十六景を意識した配色です。
著作権の関係でページの詳細写真は掲載できないのですが、一部公式ページから試し読みができますのでイメージを掴んでみてくださいね!
\配色アイデア手帖の公式情報を見る/
掲載されている配色パターンが多い
3つ目は非常に掲載のパターンが多いことです。
127ものデザインテーマに合わせた配色が1冊にぎゅっと詰まっていて、そのテーマごとに2色、3色の配色例が計18個、その他配色を利用したロゴやイラストなどの例もあります。
デザインのテーマは和風なものから現代的なポップな配色までと幅広く、繰り返し長く使えそうです。

配色アイデア手帖を買う前にここは気をつけて

ここまで、配色アイデア手帖は色を扱うすべての人におすすめ!という話をしてきましたが、本を購入する目的によっては失敗してしまう可能性もあります。
あなたのニーズとマッチしているか購入前に確認しましょう。

利用する人の目的によっては長所が短所になることもあるよね。
配色の理論をしっかり学びたい人には不向き
お伝えしてきた通りこの配色アイデア手帖はビジュアルの要素が強いです。
配色のイロハを知らなくても、誰でも気軽に配色を楽しめるように作られています。
そのため、色そのもの規則性や理論について深く学びたい方には向かないと言えます。
色について基礎から学びたい方には、こちらの「カラーデザインの教科書」がおすすめです。
さらっとエッセンスだけわかればOKという方は、以下のAdobe(アドビ)のページがおすすめです。
記載の配色パターンが多すぎて迷う可能性がある
配色アイデア手帖に記載の配色見本はなんと3,175パターンもあります!
イメージから絞り込んだり、パラパラめくりながら好きな配色を選んでゆきますが、選択肢の多さゆえに悩んでしまう可能性はあります。
もっとシンプルでOK!という方はまこの「3色だけでセンスのいい色」から入ってみると安心です。
3色のみを使った配色パターンが事例付きで紹介されています。


配色アイデア手帖と比べて配色のパターンは少ないけど、少ない分パターンが決めやすいね!

女子ウケしそうなパステルカラーやくすみカラー、あとはレトロかわいい配色が多い印象だよ!
まとめ:配色アイデア手帖を使ってみて

本日は3ヶ月間「配色アイデア手帖」を使ってみた感想やおすすめの点、購入の際に気をつけたい点をお伝えしました。
ポイントは以下の通りです。
配色を使いこなすだけでデザインが一気に垢抜けますので、ぜひお手に取って試してみてくださいね!

人気書籍のため、他のシリーズも販売されています。
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